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2019-04-29 21:00

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パーソルキャリアら、ブロックチェーン応用の副業支援アプリで実証実験実施

副業支援アプリケーション
課題の多い副業の労務管理課題に対応
パーソルキャリア株式会社は25日、日本情報通信株式会社、テックビューロ株式会社とともに、ブロックチェーン技術を用いた副業支援アプリケーションの実証実験を行ったことを明らかにした。アプリは、副業をめぐり懸念される労務管理、勤怠データ管理をサポートする。

近年、より柔軟な働き方を実現し、人材不足の解消や生産性向上、個々人に合ったスキルアップを積極的に支援していくため、副業の制度化に注目が集まっている。しかし、実際に企業がこれを進める場合、社員における副業先での就業状況が把握できないなど、労務管理が大きな課題となることも指摘されている。

また、副業を行う労働者個人にとっては、雇用先と副業先というそれぞれにおける勤務時間の自己管理や申告が新たな負担として大きくのしかかる可能性があり、こちらについても不正対策と合わせ、負担軽減につながる対応が喫緊に求められるところとなっている。

今回の実証実験では、こうした課題を解消し、副業を支援するための専用アプリケーションを開発・検証した。アプリの開発にあたっては、最新のブロックチェーン技術が用いられたという。

ブロックチェーン応用で未来の人と組織からなる社会インフラを!
ブロックチェーン技術は、仮想通貨やICOの基盤技術として先行応用が進み、注目を集めているが、実質的に改竄が不可能な高い耐改竄性と、冗長化によるサーバーの安定性維持を実現するゼロダウンタイムという特性、条件を満たした場合に契約を適正に自動実行するスマートコントラクトの実現といった点が特色として挙げられ、幅広い領域でのサービスに応用できると考えられている。

そこでパーソルキャリアでは、システム開発から基盤構築、ネットワークサービス、運用保守など、システムインテグレーション事業を幅広く手がける日本情報通信と、ブロックチェーン技術関連のソフトやサービス開発で定評のあるテックビューロと協力、副業の勤怠データを管理するアプリを開発したほか、これを検証する実証実験を行った。

実証実験の結果、雇用元企業は、副業先における労働時間実績データのブロックチェーンを自社の社内システムへ連携、スムーズに副業先での労働時間管理も行えるようになることが確認された。またトークンを用いたデジタル制御で、同時に複数企業の出勤登録は不可能な仕組みを構築できたことから、従業員による報告ミスや虚偽報告による二重勤務のリスクも防げたとしている。

従業員にとっての利便性も高く、雇用元の企業と副業先の企業間で相互の勤怠管理がひとつのツールで可能となることから、自己管理の負荷が大幅に軽減されると見込まれた。

ひとつの取引処理成立に際し、複数の電子署名による承認を必要とする、ブロックチェーンならではのマルチシグネチャにより、勤務実績の計算ミスや不正改竄も未然に防止でき、適正な勤怠データが安全に保護されることも確認されている。

パーソルキャリアでは、今回の実証実験における結果も踏まえ、引き続きブロックチェーン技術の研究・開発を進めるとし、副業をめぐる新たな社会課題などにも対応したインフラ整備に寄与していきたいとした。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

パーソルキャリア株式会社 プレスリリース
https://www.persol-career.co.jp/
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