2018-05-16 07:30

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中高年男性の働き方には妻が影響する

中高年男性
すべてが働き方改革による恩恵を受ける
政府の「働き方改革」を受け、従業員の働き方の改善・改革に取り組む企業は増加傾向にある。しかしながら、残業など長時間労働を強いる、有給休暇の取得率が低いなど、旧来型の働き方を変えない職場環境では、従業員の働き方は改革されない。

働き方改革では、結婚・出産・育児・介護などライフステージの変化により働くことが問題となる女性、共働きで家事分担をする夫婦だけでなく、管理職を含む中高年男性にとっても恩恵がある。

日本総合研究所の「中高年男性社員の意識調査」によると、中高年男性の労働価値観では、能力・スキルの向上、自己成長を重視している。また、回答者の約6割が副業・兼業に興味があり、本業の勤務時間を減らし、能力・スキルの向上、自己成長を目的に副業・兼業に挑戦したいと考えている。

中高年男性は妻の要望に応えて働く
日本総合研究所は、1987年から1992年初めに就職した男性516人を対象に、「中高年男性社員の意識調査」を実施した。全ての被験者は、現在、東京の大手企業(従業員数1000人以上)に勤務している。

キャリアプランに対する要望を聞いたところ、被験者うち約6割は、現職で雇用機会があり続ける限り転職意志はないと回答した。

調査では、中高年男性に加えて、被験者の配偶者(妻)を対象に、被験者である夫のキャリアプランに対する要望の聞き取りも行っている。配偶者の約8割は、生活費、老後資金・貯蓄を理由に、夫の長期勤続雇用を希望していると回答した。

調査結果より、中高年男性のキャリアプランや働き方には、配偶者の要望が大きく反映されていることが認められた。

夫の家事分担の割合がキャリアプランを左右する
被験者の配偶者には、夫のキャリアプランに対する要望に加えて、夫婦間における家事分担の割合を聞いている。夫の家事分担の割合が低い(20%未満)である場合、配偶者は夫の長期勤続雇用を望む傾向にあったと報告されている。夫のキャリアプランに大きな影響を与えているといえる。

一方、家事分担の割合が40%以上60%未満である場合、夫のキャリアプランに与える配偶者の影響は小さくなった。80%以上では、キャリアプランにおける夫の意志を尊重している。

(画像はPixabayより)


外部リンク

日本総研
https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=30195

コトバンク
https://kotobank.jp/
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