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2018-06-07 18:06

働き方

いよいよ人生100年時代!そのような時代に適した学び方とは?

3月末「学ぶを楽しもう」をテーマとしたイベント開催

3月26日と27日の2日間、「学ぶを楽しもう」をテーマに、「Learn for Life 2018 第1回東京国際教育祭」(以下、同イベント)が都内で開催された。

同イベントでは、「人生100年時代の学び-Unlearn」をテーマとして、楽天のチーフピープルオフィサーであり常務執行役員の小林正忠氏、株式会社Selan代表取締役の樋口亜希氏、青山学院大学社会情報学部社会情報学科教授の苅宿俊文氏が語った。

翔泳社が運営する教育ICT(EdTech(エドテック))の専門メディア、「EdTechZine」は、小林氏と樋口氏の見解について、以下のように報じた。

「生きる力を養うために『働く』を定義すべき」

楽天の小林氏は「生きる力の大切さ」について論じた。同氏によると、今後5年~10年にかけて重要となる「生きる力」とは、「自己効力感」「多様性との共存」「コミュニケーション力」であるという。

同氏は、「自己効力感」で自分を認め、多様性の中において他者の考えを聞きつつ、他者に考えを伝えることの重要性を説いた。

また、同氏は「1.1の生き方」について論じた。1.1の生き方とは、「やればできる」、「未来は明るい」のようにポジティブな考え方に徹することだ。

逆に、0.9の生き方とは「今日はやめておこう」、「どうせ無理だ」のようにネガティブに考えてしまうことだ。

1.1と0.9の差は0.2しかないものの、0.2の差が毎日のように続き、1か月、1年と経過するといつしか大きな差に広がってしまう。

そのほか、同氏は「挑戦する力」の重要性について説明した。同氏によると、挑戦するにあたり、やり始めること、やり続けること、やり切ること、この3つがそろえば成功につながるという。

世間では「働き方改革」という言葉で持ちきりの状況だが、同氏は「働き方に制限されず、人生という観点で捉えるべきであり、生きるという力を養うために『働く』を定義した方が良い」との考えを示した。

「今後は、クリエイティブな人ほど豊かな人生に」

株式会社Selanの樋口氏は、幼少期から学生時代にかけて、中国、日本、米国で過ごしたが、その経験から、同氏は日本の教育現場に対して危機感を持っているという。危機感を原動力として、同氏は自ら学校を設立した。

日本の教育現場に危機感を持っている理由として、先生に対して質問する生徒が少ない状況をあげた。同氏はこの状況について、日本人のクリエイティビティの欠如を実感した様子だ。

なお、同氏が通った中国の大学では、先生が生徒に対して質問がないかと尋ねると、生徒の半数以上が手を上げるという。この状況は、クリエイティビティを活かしている状況と言えよう。

同氏によると、クリエイティビティを教えるためのキーワードは、「多角的な視点」と「考える力」であるという。この2つを満たすための手法として、同氏は早期からの教養教育を提案した。

また、同氏によると、教養を軸にたくさんの思考軸を持ち、物事のつながりや意味を見いだすことで、自分自身の考え方を確立しやすいという。

今後は、労働の現場においてAIの導入が進むと予測されているが、AIの導入が進むことにより、単純作業はAIに、クリエイティブな作業は人間が行うようになると予測される。

その予測を元に、同氏は、クリエイティブな思考を有する人ほど、今後は豊かな人生を送ることができる、との見解を示した。

(画像は写真ACより)

外部リンク

Learn for Life
https://learnforlife.jp/

EdTech
https://edtechzine.jp/article/detail/845

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