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2018-06-08 07:06

働き方

働き方改革の根幹は「シンプルであること」カルビー・松本会長

8年間で売上高約2倍、営業利益を6倍以上に

ジョンソン・エンド・ジョンソンの経営トップを経て、2009年にカルビーの代表取締役会長兼CEOに就任した松本晃氏。カルビーにおいて働き方改革を実践し、入社後の8年間で売上高を約2倍に、営業利益を6倍以上に伸ばした。

ITmediaビジネスONLINEでは、カルビー・松本会長が実践した働き方改革について報じている。

「良い会社から強い会社へ」

松本会長が就任し、働き方改革を実践したことにより、カルビーの会社体質は「良い会社から強い会社」へと変化しつつある。

松本会長の就任以前より、カルビーはスナック菓子市場においてトップの地位を築いていた。なぜなら、カルビーの社員は良く、商品が良かったためだ。

しかしながら、カルビーがより一層の成長を実現するためには、現状にとどまらず、変革することが求められた。

その変革を実現したのが、松本会長だ。

カルビーの働き方改革「フリーアドレス」

松本会長が実践した働き方改革について、ITmediaビジネスONLINEでは、「フリーアドレスの導入」と「女性管理職比率の向上」について論じている。

フリーアドレスとは、社員のオフィスでの座席が決まっておらず、必ず毎日変わることだ。座席は毎日ランダムに決まる仕組みとなっているため、同じ座席で次の日も仕事をすることが不可能な仕組みとなっている。

なぜ、カルビーはフリーアドレスを導入したのか。その理由についてとして、松本会長は「余計なものを机に置かないことを徹底するため」とした。

席が固定であれば、机の上にどんどん道具を置いてしまいがちだが、それに伴って、机の上での作業スペースが縮小してしまう。

さらに、机の上に道具があふれかえると、道具を探すのに時間がかかるため、非効率な状況にもなりかねない。

その点、フリーアドレスであれば、終業時には道具を全て片付けて移動しなければならないため、自然と道具は必要最小限に抑えられる。

松本会長は、環境を用意し、制度を整えれば、人は自然とその状況に合わせてゆく、という持論を展開した。

カルビーの働き方改革「女性管理職比率の向上」

また、松本会長は、女性管理職比率の向上を実現した。

2010年4月の時点で、女性管理職比率は5.9%であったが、2017年4月の時点では24.3%に上昇した。2020年には、女性管理職の比率を30%に引き上げる計画だ。

カルビーの女性管理職比率は、国内においてはトップクラスの状況だが、松本会長はその状況について「世界に出たら恥ずかしいレベル」と自ら酷評した。

松本会長によると、女性管理職比率の最終目標は50%であるという。なぜなら、人口の男女比率が約50%であるためだ。人口の男女比率と社内の管理職の男女比率は一致すべきである、というのが松本会長の持論だ。

さらに、松本会長は、無駄なことを実施せず、常にシンプルに考えることを心がけている。松本会長によると、会社の存在意義は「世のため、人のためになることを行うこと」、そして、会社に求められることは「もうけること」であるという。

松本会長が実践する働き方改革の根幹には「物事がシンプルであること」という考え方がある。働き方改革を成功させるポイントは、物事を複雑に考えすぎず、シンプルにとらえることではないだろうか。

(画像は写真ACより)

外部リンク

カルビー
http://www.calbee.co.jp/

ITmedeiaビジネスONLINE
http://www.itmedia.co.jp/

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