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2018-06-15 07:06

働き方

変化を遂げている現代 日本型雇用も変化を遂げる時代へ

今後は、新たな働き方が求められる時代に

3月にグロービス経営大学院で開催された特別講演「人生100年時代  新しい働き方と求められる能力」においては、経済産業省参事官の伊藤禎則氏が「働き方改革と社会人の学び直し」をテーマに講演を行った。

変化を遂げている現代においては、これまでとは異なる新たな働き方を実践する必要に迫られている。

翔泳社が運営する教育ICT(EdTech(エドテック))の専門メディア、「EdTechZine」は以下のように報じた。

旧来の日本型雇用に、制度疲労が生じつつある

伊藤氏によると、日本型企業および日本型雇用の特徴は、1960年代に形作られたという。

長年にわたって続いている日本型雇用の特徴は、「年功序列」と「終身雇用」と言えるが、伊藤氏によると、日本型雇用を「本質」という観点から見た場合、本質は年功序列や終身雇用ではなく、「職務の無限定性」であるという。

職務の無限定性とは、役職や職務に人を割り振るのではなく、人を役職や職務に割り振ることを指す。言い換えれば、個々人の能力に基づいて仕事が決まるのではなく、上司との関係性のように、組織内における関係性に基づいて仕事が決まる状況のことだ。

この働き方のメリットは、能力の有無にかかわらず多様な仕事や部署を経験できることだが、その一方で、能力の高い人に仕事が集中する傾向にあり、結果として長時間労働につながってしまうデメリットがある。

日本型雇用は年功序列と終身雇用が特徴であることから、そのような状況においては、大学を卒業して企業に就職したら、長年にわたって働き続けて定年を迎えるいわば「はしご方式」が機能していた。

しかしながら、現在では少子高齢化による人口減少が進んでおり、現在では労働力不足が深刻になりつつある。労働力不足は女性の社会進出を加速させている一方で、介護や育児などにおいて問題が発生している。

さらには、終身雇用の弊害として雇用流動性の低下やイノベーションの阻害といった問題も発生している状況だ。

これからは、働く上で多様なスキルが求められる時代に

この状況を改善する方法として、伊藤氏は「ポケモンGO方式」を掲げている。

「ポケモンGO」とは、スマートフォンで遊べるゲームのことで、より多くのポケモンや特殊なポケモンを捕獲することを目的としている。

これを働き方に当てはめてみると、一生涯で一つだけの仕事に就くのではなく、さまざまな会社で働きながら多様な働き方を身につける、ということとなる。

なぜ、そのような働き方が必要かと言えば、人生100年時代においては、企業の寿命よりも人間の寿命の方が長くなり、今後は、いわゆる終身雇用の働き方が困難になると考えられるためだ。

時代が変化を遂げている今、これまでの価値観にこだわることなく、新たな価値観を受け入れながら、新しい時代を生き抜こうとする姿勢が必要ではないだろうか。

(画像は写真ACより)

外部リンク

EdTech
https://edtechzine.jp/article/detail/887

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