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2018-07-18 19:07

働き方

働き方改革EXPO特別講演「ダイバーシティ」参加レポート

働き方改革EXPO特別講演「ダイバーシティ」

7月11日から3日間「働き方改革EXPO」が東京ビッグサイトで開催された。

特別講演の1つとして、NPO法人 J-Win理事長内永ゆか子氏と、株式会社イー・ウーマン代表取締役社長・株式会社ユニカルインターナショナル代表取締役 佐々木かをり氏が登壇した。両氏は、「ダイバーシティ」をテーマにそれぞれの活動や理念を語った。

NPO法人 J-Win理事長 内永ゆか子氏

1971年東京大学理学部物理学科卒業後、日本IBMに入社。同社で初の女性取締役に就任。常務取締役、専務執行役員などを経て2007年に退職。
2008年よりベネッセホールディングス副社長、ベルリッツコーポレーション会長兼社長兼CEOを務め、2013年にベルリッツコーポレーション名誉会長を退任。
2007年よりNPO法人J-Win理事長として、企業におけるダイバーシティ・マネージメントを支援。
2013年9月に株式会社GRIを設立。翌年春には女性活躍推進の為活動する民間主催のプラットフォーム、社団法人ジャパンダイバーシティネットワークを設立。
米国WITI殿堂入りや、ハーバード・ビジネス・スクール・オブ・ジャパン ビジネス・ステーツウーマン・オブ・ザ・イヤー、男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰受賞。
平成28年度情報通信月間推進協議会会長表彰、情報通信功績賞など受賞歴も多数。

経営戦略としてのダイバーシティ・マネジメント

内永氏は、変化の著しい時代に企業が生き残るための戦略となる「ダイバーシティの必要性」について語った。
同氏は、女性の活用が「多様性」を目指すための第一歩と主張する。男性中心のビジネスモデルに固執せず、多様な人材を有効活用することが、イノベーションをもたらすのだという。

あわせて同氏は、女性のキャリア形成の阻害要因も指摘した。「見えない将来像」「ワークライフ・バランス」「オールドボーイズネットワーク」が女性のキャリアアップを阻害しているという。女性たちは目指すべきロールモデルを見つけることができずにいるのだ。

内永氏は、解決策として、「直接業務に関係ない上司にメンターになってもらうこと」「自分の強みをもつこと」「人に頼れる部分は頼ること」「自分のキャリアに自信をもつこと」に言及した。また、ダイバーシティを目指していく中では、女性の意識の改革だけでなく、男性の協力も必要不可欠であると内永氏は語った。

(株)イー・ウーマン代表取締役社長/(株)ユニカルインターナショナル
代表取締役 佐々木かをり氏

上智大学卒業後、通訳・翻訳等を提供する株式会社ユニカルインターナショナルを設立。2000年には市場創造のためのマーケティングコンサルティングする株式会社イー・ウーマンを設立。味の素「トスサラ」などヒット商品を創出。
また毎年1000人が集まる「国際女性ビジネス会議」を20年以上毎年開催。
ダイバーシティの第一人者でAPEC、OECDなど国内外で日英での講演も1500回を越え、独自の「アクションプランナー」時間管理術講座も好評。
現在、上場企業等の社外取締役、社外監査役、博物館等の経営委員・理事、内閣府等の政府審議会委員等を務め、著書多数。
「ニュースステーション」レポーター、CBSドキュメント」アンカーなど歴任。
現在も二児の母を務めながら、テレビ・雑誌・新聞等のコメンテーターを担当。

ダイバーシティの本当の意味

佐々木氏は、「ダイバーシティは皆のわがままを受け入れることとは違う」と語った。
ダイバーシティは、組織に属す全員の、最大の力が出される仕組みを構築することである。組織にとってプラスにならなければ、それは個人のわがままに過ぎない。
また、佐々木氏は、「最大の力」を発揮するため、定時に仕事を終わらせて余暇の時間で更なるスキルアップを目指すことや、作業効率を上げるために休息をとったりすることの意義を説いた。

本当の意味でのダイバーシティを実現した組織では、組織にも働き手にもそのための覚悟が必要だ。
どんな人でも受け入れられる反面、受け入れられるからには誰もが組織への貢献を可視化する必要があるのだ。
ダイバーシティとは、この両方が共存して初めて成立するものなのだと佐々木氏は語った。

外部リンク

内永ゆか子氏プロフィール
https://www.j-win0.jp/guide/comment.html

佐々木かをり氏プロフィール
http://www.ewoman.jp/about/profile

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