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2018-09-06 08:09

働き方

副業をするには?メリット・デメリットを再確認

副業をするには?メリット・デメリットを再確認

前回まではなぜ企業や政府が副業・兼業を認めるようになってきたのか、副業をする際の注意点などをご紹介してきました。
ただ、いくら企業や政府が副業を認めているとは言っても、そこにはメリットだけでなくデメリットも存在しています。2話でご紹介した副業に興味がある方の理由なども踏まえ、そのメリット・デメリットに迫りたいと思います。

副業をすることで得られるメリット

2017年にエン・ジャパン株式会社が運営するエン転職で行われた副業に関するアンケートでは、正社員として勤務している20~40代の男女、5,584名から回答を得ました。
このアンケートの結果、回答者のうち88%が副業に興味があると答えています。副業に興味があると答えた回答者のうち、83%が興味がある理由として「収入」を上げています。そのほか、「スキルアップ」「キャリア」などの回答がありました。それぞれ詳しく見ていきましょう。

副業をすることで得られるメリット
・収入の増加
・生活レベルが上がる
・スキルアップできる
・リスクなく自己実現へ挑戦できる

【収入の増加】
副業への興味で最も高い理由として挙げられている「収入の増加」は従業員への経済的なメリットです。
働き方改革の推進により、残業についての是正、テレワークなど場所を選ばない働き方が進み、従業員が働きやすい環境が整いつつあることから、自由にできる時間が増加し、その時間にプラスαの収入源を得たいという希望を持つ方が多くなっています。

【生活レベルが上がる】
副業・兼業をすることで収入源が増加できるため、生活そのものにかけるお金、趣味にかけるお金、もしくは貯蓄に回すことができるお金が増加します。
どこにお金をかけるかは個人によって異なりますが、プラスαの収入源を得たいと思っている方、やむを得ず副業を始める方、それぞれ生活のレベルが底上げされると言えるでしょう。

【スキルアップできる】
収入など経済面でのメリットがある一方で、それだけではなく、スキルアップに繋げることもできる副業もあります。
ただし、これまでにもご紹介してきたように、本業の競業である企業で副業をすることは認められていません。そのため、本業へ直結するスキルを身につける場合は無償で行う、もしくはある程度のリスクを伴う可能性もあります。
もちろん技術的な部分でのスキルアップもあり、間接的に時間管理やタスク管理などもスキルアップと言えます。

【リスクなく自己実現へ挑戦できる】
実務を伴った勉強をすることもできるため、本業を辞めるというリスクを冒さず、自分の希望している将来像への挑戦ができることもメリットと言ってよいでしょう。

副業におけるデメリット

副業にはメリットだけではなく、デメリットもあります。

副業をすることによるデメリット
・体調管理
・雇用保険が適用されない可能性がある
・確定申告を行う必要がある

【体調管理】
副業をする際、本業以外での拘束時間が発生します。自由になる時間が減ることから疲労が溜まることも考えられるため、体調管理はしっかりと行う必要があります。
副業を行うことによって長期的に体調を崩してしまった時、場合によって「労務提供上の支障となる」として何らかの処分が下ってしまう可能性もあるため、十分に注意が必要です。

【雇用保険が適用されない可能性がある】
雇用保険は労働者が1名以上いる事業所の加入義務ですが、短時間労働者の場合、本人に雇用保険が適用されるかは別の問題となります。
適用基準には「雇用期間が31日以上続くことが見込まれること」「所定労働時間が1週間に20時間以上であること」という条件があります。
そのため、所定労働時間が20時間以上とならない労働を複数個所で行っている場合、雇用保険が適用されない可能性があります。

【確定申告を行う必要がある】
2か所以上で労働をしており、収入額などの条件に合致している人は副業に関する確定申告を行う必要があります。確定申告はその年の1月1日から12月31日までの所得を申告する手続きです。
確定申告によって確定した所得によって、所得税・住民税などの額が変動するため、副業による収入も申告していなければ脱税となる可能性があります。

正社員でも働きやすい?副業はきちんと選ぼう

副業のメリット・デメリットをご紹介しましたが、せっかく副業を行うのであれば、できる限り自身に負担の無い範囲で行いたいですよね。
元々正社員として働いている方の場合、本業の拘束時間がある程度決まっているはずです。その生活サイクルを崩さない副業を選択することが大切です。まずは本業に影響しない仕事を探しましょう。

〇自宅でできる副業
特別な知識やスキルを持っていなくとも始められる副業といえば、ネットを活用する副業です。収入には大きな幅があるものの、自分のペースで仕事がしやすいという点が特徴です。
最近ではハンドメイドのもの・自宅の不要物などを販売するフリマアプリを活用した副業があります。商品に自分の好きな値段をつけることができる一方で、売れ残る場合などには値下げなども考慮しなければならず、場合によっては時間がかかることもあります。
自宅での副業はそれだけにとどまらず、スキルがあればデザイナーやプログラマーといった職種も可能です。

〇就業後のアルバイト
過去に副業の経験がある方のうち、60%以上が接客などのアルバイトだという調査結果があります。アルバイトの場合は時給が決まっているため、収入の予測が立てやすいというメリットがあります。
また、自分が働くことができる時間内でシフトを組むことができるため、まとまった収入を見込むことが出来るでしょう。
しかし、終業後の場合は本業で何かあった時のリスクもあるため、週末に限定するといったことも考える必要があるでしょう。

〇週末だけ・期間を限定したアルバイト
企業によっては週末のみのアルバイトでも募集しているところもあるため、うまくいけば平日は本業、休日は副業という棲み分けをすることができるでしょう。
ただし、きちんと休む時間は自身で確保することが必要です。単発のアルバイトは自身のスケジュールが空きやすいところで働けるというメリットがあります。複雑ではない業務が多いことも特徴のため、手軽に始めることができるでしょう。

このように、本業を基準にして副業を探すことは非常に重要です。体調を崩さない範囲で選ぶようにしましょう。

副業のメリットデメリットまとめ

副業が趣味に直結している、自身のスキルアップに繋がっていると感じている人は副業に楽しみを見出し、現在の生活を潤わせるものとみなすことができるでしょう。

しかしながら、とりあえずお小遣い稼ぎ程度で副業をしているという場合、今後も続けていくのかしっかりと考えてみる必要があります。副業を行う時、大切なのは長期的に見て続けられるかどうかという点です。本業へ悪影響を及ぼしそうであったり、無理をしなければならなかったりするものは長く続きません。
副業はあくまで副業であるという考えのもと、何のためにしているのか、ということを今一度見直してみるようにしましょう。

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