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2018-09-25 08:09

働き方

1. 長い生涯ー長寿という贈り物 (人生は100年を超える)

1. 長い生涯ー長寿という贈り物 (人生は100年を超える)

“今の子供たちの平均寿命は延びる見通しで、2007年に日本で生まれた子供たちの50%は107歳まで生きるという推計結果が出ています。今を生きる私たちの感覚で100歳と言われると、長生きしていると感じる人が多いのではないでしょうか。

しかし、100歳以上生きることが一般的になる時代がすぐそこまで来ています。本書によれば、2107年の世界では100歳以上の人が珍しくなく、100年生きることが当たり前になっているのです。現在の日本の平均寿命は女性が87歳、男性が81歳となっており、そこから見ても平均寿命が大幅に伸びるということがわかります。2007年以降に生まれた子供は110歳以上生きる可能性もあり、それによって生活スタイルも今の私たちと大きく変わっていくことが予想されています。

それでは、生活スタイルはどのように変化していくのでしょうか。まず、頭に入れておかなければならないのは、長く生きるということはそれだけお金がかかるということです。そのため定年退職はなくなり、働き続ける必要があると言われています。

また近年年金の給付が問題になっており、年金を払っていても将来もらえるかどうかはわかりません。人口の数字を見ると若い人が減り、高齢者が増えるため、年金の給付は難しいのではないでしょうか。年金の給付問題から見ても、働かなければならない年数が増えることがわかります。

年をとっても働き続けるためには、働くことができる環境が必要です。ITの進歩により、自分の働きやすい環境で働くことができるようになると言われています。最近でも在宅勤務を取り入れられている会社があるが、高齢者でも働きやすくするために、こういった働き方が増えてくるのでないかと考えられています。

平均寿命の上昇には、健康、栄養、医療、教育、テクノロジー、衛生、所得といった他分野における状況の改善が関係しています。それぞれの分野でどのように進化をしているのか紹介します。

まず健康は、昔に比べて健康に対する意識が高まり、自ら進んで運動をしたり、健康に良いと言われている食事をとったりする人がいます。これらは健康の知識が広まり、インターネットやテレビの媒体で広がったからだと考えられています。

次に栄養です。これは食事をきちんと摂ることができるようになったため改善されました。昔は食べるものがなく、栄養がしっかり摂れなかったこともありました。しかし今は食べ物が豊富にあるため、普通に食事をしていると栄養も摂ることができます。

医療は大幅に進化しています。例えばエコー検査で身体の中の映像を見ることができるようになったり、少ない量の血液で身体の異常がわかるようになりました。人口の臓器も開発され、昔は命を落としていた病気でも、今は治療が可能となっているものが増加しています。今後もさらに医療技術は進化すると言われており、人間ではなくロボットがすべての手術を行うといったこともあり得るのではないでしょうか。

教育も発展しています。今後は国語や算数などだけではなく、考え方や生き方なども勉強するようになるでしょう。また教育と聞くと学生の間だけだというイメージがありますが、寿命が延びることにより、生涯学び続けていく必要があると考えられています。また、政府も学び続けていくことができるよう、支援を始めようとしています。

次にテクノロジーです。今では多くの人がスマートフォンを持っており、知りたいことがあればすぐに調べることができます。またテクノロジーの一つである人工知能は進化を続けており、あと数年もすれば自動車の完全自動運転ができるようになると言われている程です。テクノロジーはこれからの医療も支えていくと考えられます。

衛生は昔と比べて改善されています。衛生環境が悪いために起こっていた食中毒などは数が減少しています。すべてITで管理されるようになると、さらに減少する可能性も考えられるでしょう。

最後に所得です。所得が上がることで食べるものが変わり、それによって病気のリスクも変化すると言われています。例えば、所得が高く、家計の支出が多いほど栄養がとれているというデータがあります。つまり、所得が改善されることで、栄養面にも影響があり、寿命も長くなるのです。

また、このような平均寿命の上昇は世界中で起きていて、世界中どこの国で生まれても100年時代を迎えようとしています。そして、平均寿命が延びるということは不健康期間が短縮され、健康な期間が延びていくということを意味しています。人生が長くなっても不健康だと楽しむことは難しいです。そこで、どうすれば健康に生きられるようになるかを考えておく必要があります。人生が長くなることを考えたとき私たちが恐れるであろう認知症に関しては今後20年位の間に大きな前進があるだろうと期待されており、健康に100年を生きられるだけでなく、それ以上長く生きるように可能性が高いのです。

人生が長くなると聞くと喜ぶ人もいれば、不安に感じる人もいるでしょう。そこで、あらかじめ100年以上生きることに備えておくと、不安を取り除くことができます。そして、長い人生という素敵な贈り物を楽しむことができるのではないでしょうか。

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