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2018-09-26 17:09

働き方

6.新しいステージー選択肢の多様化(エクスプローラー・インディペンデントプロデューサー・ポートフォリオワーカー)

新しいステージー選択肢の多様化

本章で論じる新しいステージは現に起きていることや、いま生まれつつある潮流から導き出したものです。今現在出来てきている新しいものを考えることにより、今後出来るであろう新しいステージについてよりリアルに考えることができます。

本章で紹介する三つの新しいステージは、私たちが未知の行動に踏み出し、経験から学ぶ機会をふんだんに生み出すとされています。紹介するステージに対して、自分はどのように行動するのか、どうするのが最適なのかを考えながら読むことによって、自分自身の今後のステージについて考えることができます。新しいステージが世の中に広まってから考えるのでも良いかなと思っている方もいるかもしれません。しかし、それでは時代の流れに置いて行かれてします可能性があります。訪れるであろう新しいステージについて考えることにより、今の自分は何をするべきなのかを明確化することができます。新しいステージについて考えたうえで今するべきことが何なのかをわかって行動しておくと、新しいステージの波にうまく乗ることができるでしょう。

一つ目のエクスプローラーは、一か所に腰を落ち着けるのではなく、身軽に、そして敏捷に動き続けるということです。さまざまな経験や体験をすることで、自分の思考をより深いものにするのです。このステージは旅をすることで世界について新しい発見をし、合わせて自分についても新しい発見をします。自分がどう感じるか、どうしたいと思ったのかということは大切で、そのようの気持ちを起こさせるために、常に考えながら動き続けることが必要です。この時期では、多様な人たちの苦悩や喜びを自分事のように考える「るつぼの経験」が組み込まれていることが望ましいでしょう。

他の人生の物語にふれることで、自分の価値観が揺さぶられ、アイデンティティについて熟考できるからです。他人の人生は良くも悪くも他人の物なので、客観的に見ることができるでしょう。そのため自分の人生であればすぐに決断しなければならない事でも、他人の人生なので、冷静に見ながら考えることができるのです。

二つ目のインディペンデント・プロデューサーは、旧来のキャリアの道筋から外れて自分のビジネスを始めた人たちで、一言でいえば、自分の職を生み出す人です。このステージの人たちは、事業活動自体を目的としており、試行錯誤しながら未来を探索する「プロトタイピング」を通じて学習を深めていきます。このステージでは、安心して失敗できるからです。現在の18~30歳の層にとっては一つの選択肢になりつつあります。

現在でもよく言われているように若いうちはいろいろな可能性があり、将来のことを不安に思いながら行動する必要はないと考えられています。若いうちに失敗を繰り返し、成功するためにはどうしたらよいのかを自分自身で探し、それさえも己のスキルにします。このような人は将来特に必要になると考えられており、自分自身で考え、行動することができることは、将来働くために不可欠であると言えます。試行錯誤して生み出したものは、社会に大きな意味のある価値を創造するでしょう。

彼らは都市部にある創造性の集積地に集まって、みんなで協働する精神を重視しています。一人でこのようなことをすると、客観的な視点がなくなり、成長スピードが低下すると考えられます。また集まって創造することで新しいものが生まれることも考えられます。お互いが評価しあえることで高めあうことができ、人と関わることでその関係性が無形資産となり、人生を支えていくものになる可能性もあります。

三つ目のポートフォリオ・ワーカーは異なる種類の活動を同時に行うステージです。この生き方にとりわけ魅力を感じるのは、すでに人生の土台を築いた人たちだと考えられます。このステージにうまく移行するには、フルタイムの職に就いているうちに、小規模なプロジェクトで実験を始め、汎用的スキルや社外の多様なネットワークといった変身資産を育むことが望ましいでしょう。

しかし、どのようにして始めたらよいのかわからないという方もいるでしょう。やる気があってもやり方がわからないという方が多いのです。まず、さまざまなセミナーに参加をして、そこで同じような考えの人を見つけ、社外の人と一緒にプロジェクトを始めるとよいでしょう。このプロジェクトは会社を通じてではなく、お互いが個人でしましょう。そうすることで、自分で新しい仕事を生み出す方法がわかり、次からどのように進めていくとよいのかがわかるでしょう。また、社外のネットワークができ、自分の世界を広めることができるので、可能性がどんどん増えていきます。

3ステージの人生では移行は教育から仕事、仕事から引退という2回だけでした。マルチステージの人生では、その回数がもっと増えます。やがてこれらの新しいステージや移行期間は、特殊なものではなく、ごく普通の生き方になります。その過程で人生の道筋がもっと多く見いだされて、もっと多くの新しいステージが出現しても不思議はないでしょう。

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