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2018-09-27 17:09

働き方

8.新しい時間の使い方ー自分のリ・クリエーションへ

新しい時間の使い方ー自分のリ・クリエーションへ

本章では、日常の月、週、日、時間、分単位での時間に目を向けていきます。そうした日々の時間をどのように過ごすとよいでしょうか?長寿化によって勤労人生が長くなる未来について考えるとき、1日8時間働いて週2日休むという時間配分を見直す時期に来ています。過去にも産業革命期には大きく時間の構成に変化が起こりました。

イギリスが起こした産業革命で機械が導入され、多くの人が工場で効率よく働くことが求められました。そして工場で働くことになったことで、集団で行動する必要が出てきました。工場で働くのに、みんなが自由な時間に来て自由な時間に変えるということは管理がしづらく、効率が悪いと考えられ、同じ時間帯で勤務することが導入されたのです。

今回も過去の産業革命のように、時間の構成が変わるのではないでしょか。長寿化によって勤労人生が長くなった場合、みんなが同じ時間で同じように働くことは難しいのではないでしょうか。例えば、両親の介護をしているという女性が、独身で自由に働くことができる男性と同じように働くことができるかというと、同じように働くことは難しいでしょう。その女性はもしかしたらまとまった時間を仕事にあてることは出来ないかもしれません。しかし、介護の隙間時間は多くあり、その時間を有効的に使うことができた場合、トータルの仕事時間は自由に働くことができる男性と変わらないケースもあるでしょう。これはせっかく労働をすることができるのに、時間というくくりがあるせいで働きに出るチャンスを奪っていることになります。

現在は多くの企業が管理がしやすいためという理由で、同じ時間帯で同じ時間働くように決めています。今までは労働の人口が多かったため、問題なかったのでしょう。

しかし今後人口が減少していき、労働者の年齢も上がっていく中で同じように続けていくことは難しいと考えられます。
もしそのような時間にとらわれている企業があるとしたら、自由な働き方が出来る企業で働きたいという人が多いため、そのような企業に人材をとられてしまう可能性もあります。

そのような事態にならないためにも、自由な働き方ができるように制度を整えていく必要があります。働く場所と時間を選ぶことができたらもっと働くことができるという人は多いのです。そのような人材を失うことは非常にもったいないと思いませんか?

また、自由な働き方にすることで他にも良いことがあります。それは、たくさん働きたいという人に自分の好きなだけ働いてもらうことができるということです。働いている人の中には、休みはいらないため、ずっと仕事をしていたいという方もいます。時間に縛られない働き方ではそのような人の希望も通ることが考えられます。

今後は余暇の時間が増え、労働時間が減る可能性が高いです。また、時間の構成だけでなく、時間の使い方、とくに余暇時間の使い方も変わるでしょう。

今までは定年退職まで仕事を頑張りお金を貯め、仕事を辞めてからゆっくりとした老後の生活を送るということが一般的とされてきました。そのため仕事をしている期間は余暇の時間をあまり重要視しておらず、労働時間が長くても良いという人も多くいました。しかし、今後は定年退職がなくなると言われているため、それに伴って余暇の時間を大切にしたいという人が増えてくることが予想されます。それぞれの人生のステージで充実した時間を過ごすことが大切です。また、余暇時間が必要な理由として、自分のスキルアップをする時間がいるということがあげられます。スキルを磨いていなければ働くことが難しくなる時代になっていくので、このスキルアップの時間が必要なのです。

100年ライフでは、家族と友人、スキルと知識、健康と活力などの無形の資産を充実させることの重要性が高まり、そのための投資が必要になります。その投資は時間の投資も含まれています。今まではそういったものに時間をあまり使わない人も多くいましたが、長寿の時代になるため無形の資産を大切にしようという動きがあるでしょう。無形の資産は簡単に作れるものではなく、時間をかけて作っていくものです。そのため時間の投資が必要だと言われているのです。どのような時間の投資をしたらよいかというと、家族と一緒に過ごす時間が大切だと言われています。今までの時代は、仕事が忙しくて夜ご飯を夫婦で食べることができないということもありましたが、時間の投資をすることにより、このようなことはなくなっていく家庭も増えていくでしょう。

長い人生を生きる人には、とりわけ教育への投資が不可欠だといわれています。教育とは学校での教育を意味するのではなく、大人が新しいことを学ぶという教育です。自らの教育ができている人とできていない人では年齢が高くなるにつれて大きく差が開くでしょう。教育に投資をして自らを磨き続けている人は常に新しい知識を持っているため、時代の流れに乗ることができます。
今後は余暇の時間をレクリエーション(娯楽)ではなく、自己のリ・クリエーション(再創造)に時間を使うようになるのです。

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