2018年10月9日、アジアクエスト株式会社(以下、アジアクエスト)は、株式会社NTTドコモのモバイル回線に対応したゲートウェイ機器を活用し、住友電装株式会社(以下、住友電装)へ、入退館管理システム(以下、同システム)を提供したと発表した。
厚生労働省の「労働時間の適切な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」が見直され、取引先での労働時間管理についても、一層の厳格な対応が求められるようになったが、取引先企業にICカードなどのシステム提供することは難しく、携帯・PC等の持ち込みなども禁止されている。
このような状況で、住友電装は、同社および取引先企業の日常の業務に支障をきたさず、安価で手軽にシステム連携可能な入退館管理システムを必要としていた。

同システムでは、アジアクエストが提供するIoTプラットフォーム「beaconnect plus」を、取引先企業の研究所、工場やオフィスなどに従事しているエンジニアに所持してもらい、ゲートウェイ機器(ビーコン電波受信機)を設置した作業従事場所を、エンジニアが出入りした際に、ゲートウェイ機器を経由してクラウド上にログを蓄積・集計する。
また、専用の管理画面では、ビーコンやゲートウェイ機器の管理、ステータス確認、ログの検索•閲覧などが可能で、取得したビーコンログから入館時間と退館時間のデータを集計し、既存の勤怠システムとAPI連携することで、ビーコンを利用した入退館管理システムとして活用した。
なお、ゲートウェイ機器はモバイル回線(ドコモ)に対応したタイプを用意し、取引先企業のネットワーク環境に影響を与えないものを利用した。
同システムを導入することで、エンジニアは紙媒体での記録作成が不要となり、現場責任者も、紙媒体の出退勤記録表確認業務から解放されて、現場の業務効率化が図られた。
(画像はプレスリリースより)
アジアクエスト ニュースリリース
https://www.asia-quest.jp/news_181009/