ドローンと鉄道の組み合わせで鮮魚配送(山口県)

 

高齢化社会における買い物の困難さなどの厳しい課題に取り組むことを目的に、ドローンや鉄道の活用を取り入れたリレー配送の試みが3月13日、長門市で行われました。市と5事業者が連携し、獲れたての魚を中山間地に届けることで、健康な地域社会を維持するための生鮮サプライチェーンの可能性を測定するものです。

中国地方では、ドローンと鉄道を利用した従来のリレー配送の最初の試みとなります。

これらの荷物は、都心から約20km離れた俵山に発送されました。仙崎の休憩所「センザキッチン」で購入したイカなどを、JR仙崎駅から長門湯本駅まで、貨客混載で輸送しました。その後、イカは物流ドローンで標高200m近い俵山まで運ばれ、近くのホテルの代表者が貨物を入手しました。そして、お刺身やお料理に加工されました。所要時間は約40分。

俵山に降り立ったドローンを間近で見た地元の鷲頭誠さん(87)は、「都心まで買い物に行くのに20分ほどかかる。私たちの地区は、高齢者が多くなっています。そのため、効率的で信頼できる交通手段やサプライチェーンシステムを提供することが不可欠です。将来的にドローン配送が実現することを期待しています。

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